Google Apps Scriptの基本を学びました

Web制作

背景

勤務先の新人獣医師用に教育カリキュラムを作成する基盤技術として身に着けることにしました。

もともと今の職場ではExcelを用いて資料やシステムを構築することが多いのですが、なにぶん使用バージョンが”Excel2000″のため、非常に使いにくい。いろいろな挙動ができないことがあります。

Excelの代用として無料で利用でき、使い勝手も悪くない(JavaScriptベースで学習コストも低い)ため、GW中にUdemyの講座を受講して、スプレッドシート・フォーム・Gmail操作の基本を学習することにしました。

Google Apps Scriptとは

Google Apps Script(以下GAS)とは、Googleが提供するアプリケーション群を操作するためのスクリプト実行環境です。Excelなどのマイクロソフトアプリで言うVisual Basicに近い技術・言語です。

以下のアプリケーションをスクリプト操作することが可能となります。

  • スプレッドシート:表計算アプリ
  • ドキュメント:文書作成アプリ
  • スライド:プレゼンテーション作成アプリ
  • ドライブ:クラウドストレージ
  • Language:翻訳
  • Gmail
  • カレンダー

これらを操作して業務の効率化を図るのがGASの魅力となります。

GASの基本操作についても後日ブログにまとめていきたいです。

実現したい制作物

①初心者小動物臨床獣医師のロードマップ

新卒獣医師や小動物臨床に転職してきた獣医師の最初の羅針盤となるような技術習得のロードマップを作ります。

  • ハンドリング・処置・予防・手術・診察・入院管理などのカテゴリー別に習得すべきスキルをスプレッドシートにまとめる
  • 習得レベルを分類し、学習者・指導者が次何を教えるべきかを明確にする
  • GASを用いてレコードの追加・削除をしやすくする

②動物薬剤情報LINEアカウント(LINE公式API連携)

薬剤名をLINE送信すると、薬用量や副作用などの必要な情報が送信されるアプリケーションです。主に院で使用することを目的としています。API連携やスプレッドシートなどの技術が必要かもしれません。

③関連論文をスクレイピングするアプリ

気になる獣医系単語から関連論文をスクレイピングしてスプレッドシートにまとめていくアプリケーションです。Googleフォームに入力してスプレッドシートやGmail、LINEに送信するなどを考えていますが、具体的な使い方は後で考えます。

今考えていること…

大学で臨床系研究室に属していた獣医師も卒後いきなり普通に診察に加わるなんてことはできません。

座学で大量のインプットをしていても、知識を生かすにはある程度の経験や指導が必要となります。

とはいえ今の獣医業界は人医者と異なり、十分な研修期間もないまま社会に放り出されています。もちろん大学に研修医として残ったり、それなりに大きい病院に就職した獣医師は立派な学位を備えた先輩獣医師達から充実した指導を受けられる可能性が高いです。

しかし、それ以外の小規模動物病院に就職した新卒獣医師や他業界から転職してきた獣医師は体系的とは言い難い環境下で独学していかねばなりません。小動物臨床に携わる獣医師は大抵がそういう環境下で知識と技術を習得していくことになります。

私の勤務先も獣医師を含めた従業員はせいぜい10人程度の小規模病院です。大学や二次診療施設での研修を受けたのは定年間際の院長ただひとり。あとは比較的若手の代診獣医師で構成されています。

私は幸い、比較的マシな(ホワイトとは言ってない)労働環境と良い上級獣医師に恵まれたため、小動物臨床業界で3年目に突入することができましたが、同期卒の友人には何人も脱落者がでてしまっているのも事実です。

そういった環境下でスタートを切る後輩獣医師を救う方法を日々模索して、プログラミングやWeb制作の勉強にいそしむのは、臨床からの現実逃避なのでしょうか?

まだ答えは出ませんが、私は私のやりたいことをやってみることから始めていきます。

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