年収1000万の解像度を上げてみる

年収1000万円への道

年収1000万円とは、1年で手に入る全ての収入が1000万円ってことだ。これには、給料やボーナス、投資からの収益など、全ての収入源が含まれる。

はっきりいって、1000万円という数字に意味など無い。自己評価と他者比較の中でキリが良いというのに過ぎない。

子供や老後に期待したりしなければ、たとえ年収が200万でも生活保護でも人間は生きていける。

ここではあえて一般的な年収目標1000万を目指してみたときに、具体的にどのようなプロセスで考えるのかを主題としている。

労働所得で1000万を目指す

年収1000万を目指すなら、平均年収が1000万の業種で、人並みに働くのが最もイージーだろう。しかしながら、世の中の年収1000万の業種というのはほとんど存在しない。

具体的には、経営者、医師、弁護士、経営コンサルなどだ。すでにキャリアを踏み外した者に残された選択肢は経営者しかない。

労働所得のみで一般人が年収1000万を目指すにはコツが必要かもしれない。

不労所得を補助輪にする

労働所得1馬力で年収1000万に達することができるのは、人口の5%だ。凡人が目指せる場所ではない。

したがって凡人は不労所得を得ることで年収1000万を掴む。

不労所得とは、働かなくても得られる収入のことだ。具体的には、投資から得られる配当や利益、賃貸不動産からの家賃収入、著作権からのロイヤルティなどがそれだ。

ここでは私が個人的に興味を持っている不労所得について考察する。

不労所得を得る方法とその特徴

株式投資

株式投資は、企業の株を買って、その価格が上がったり配当が出たりすることで儲ける方法だ。リスクは高いけど、知識と経験があれば大きなリターンも期待できる。

不動産投資

不動産投資は、物件を買って、それを貸し出すことで家賃収入を得る方法だ。初期投資は大きいけど、安定した収入源になる。

不動産投資の最大のメリットは「金融機関からお金を借りやすい」ということだ。

不動産は価値が落ちにくく、不動産そのものを担保にすると破産のリスクも軽減される。

ウェブサイト運営

ウェブサイトを運営して、広告収入やアフィリエイト収入を得る方法だ。専門知識が必要だけど、一度成功すれば継続的な収入が得られる。

趣味の延長で稼げそうなテーマを選んで運営すれば、一石二鳥かもしれない。

しかしながら昨今は、ブログやウェブサイトは終わったとも言われるので実際にどの程度儲かるかを予測するのは専門的なマーケティング知識が必要かもしれない。

オンライン講座

自分の専門知識を活かしてオンライン講座を開き、受講料を収入にする方法だ。一度作ったコンテンツは何度も販売できるから、スケールメリットがある。

私は対面での講師業もしているので、一番マッチしているかもしれない。

さらに趣味分野の講座を開設して個人スキルの向上とともに横展開もできるかもしれない。

不労所得目標500万円達成のために必要な原資の計算

いろいろと不労所得を得る方法について考えたが、そもそもそれらの所得にはどれもある程度の経済的・時間的な投資が必要だ。

年収1000万を丸々不労所得で稼ごうとする以前に、まずは半額の500万を稼ぐのに必要な原資について予測したい。

ここではある程度予測が簡易な株式投資と不動産投資について考える。

株式投資の利回り

株式投資の年間リターンは、長期的に見て約7%とされている。

故に、年間500万円の不労所得を得るためには、約7142万円(500万円÷0.07)の資金が必要である。

約7000万円を運用するのは並大抵のことではない気がするが、投資信託でも約5%はあるため、年収350万ぐらいには届く。

不動産投資の実質利回り

不動産投資の実質利回りは物件や地域によるが、一般的には3%~5%程度だ。

故に、年間500万円の不労所得を得るためには、1億円~1.67億円(500万円÷0.05~500万円÷0.03)の資金が必要だ。

5000万円の物件を2〜3棟手にするだけで届くと思うと、目標が明確になる気がする

原資がない場合にはどうするか

資金が足りない場合、借金して投資資金を増やすのも一つの方法だ。ただし、借金には利息が発生するから、そのコストを上回るリターンを得られる投資先を選ぶことが大切である。

また、不動産投資では、銀行からの借金(ローン)を使うのが一般的だ。物件が担保になるから、他の投資よりも大きな金額を借りられる。不労所得500万に最も早く到達する方法とも言える。

ただし、返済計画をしっかり立てて、返済能力を超える借金をしないように注意が必要だ。

まとめ

年収1000万円を目指すなら、高収入の仕事に就くだけじゃなく、不労所得を得ることも大事だ。

不労所得を得るためには、株式投資や不動産投資など、色々な方法があるけど、それぞれにリスクもある。

自分のライフスタイル、リスク許容度、投資知識を考えながら、最適な投資方法を選ぶことを考えていきたい。

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