胆嚢の正常像・解剖
存在・位置

- 正中線の右側、肝臓の頭側領域に位置する
- 肝臓と同様に均一な軟部組織濃度を示す
- 正常な胆道系をX戦で描出するのは困難
- 猫ではラテラル像において肝臓の腹側領域に胆嚢の一部が認められることがある
胆嚢の異常像
オパシティの異常
| オパシティの亢進 | オパシティの低下 |
|---|---|
| 胆石 胆管内胆石 | 胆嚢領域および、胆嚢周囲のガス貯留 (気腫性胆嚢炎) |
胆石・胆管内胆石
肝臓領域の石灰化陰影が認められた場合、胆石・胆管内胆石を疑うが、X線検査では結石と肝実質病変の異栄養性石灰化を明確に鑑別することは困難であるため、追加の超音波検査が必須となる。X線画像上の傾向としては以下のようになる。
- 胆石:肝臓領域の限局性石灰化陰影
- 胆管内結石:肝臓領域の樹枝状石灰化陰影
胆嚢領域および、胆嚢周囲のガス貯留
胆嚢領域および、胆嚢周囲のガス貯留は気腫性胆嚢炎を強く疑うが、十二指腸・胆道系手術後にもみられることがある。猫ではoddi括約筋(胆管・膵管の出口の括約筋)の機能不全による十二指腸ガスの胆管逆流により発生することがある。


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